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  ペット(犬、猫)の認知症


(2010/06/24)

犬猫の認知症・痴呆.jpgペットの寿命が延びてきている昨今、人間と同様にペットの認知症、いわゆる痴呆が増えてきています。年齢と共にどうしても増えてしまう症状が大半ではありますが、愛犬、愛猫自身も「苦痛」と感じていることも多いのだと思います。一緒になって対策を考えていくと良いのではないでしょうか。

痴呆の症状としては以下のような行動が挙げられます。犬では12歳頃から増えるようです。

★おしっこや便を決められた場所ですることが出来ない。

★昼寝て、夜は活動的で、夜泣き、徘徊をする。

★臭いに敏感になり、聴く力が衰える。

★飼い主に対しての反応が減る。

この中で排泄物の問題は特に頭を悩ますのではないでしょうか。部屋飼いが増えている今、どうしても対策が必要になり、おむつなどを考えることになります。
また夜泣きもご近所との関係で、頭を抱える問題となることもあるようです。

人間と同様で、西洋医学的にはこのような認知症の症状にはっきりと効果を示す薬はありません。しかし漢方の理論では対処の仕方を幾つも考えることが出来ます。

基本的に「老化」は「腎」の問題であると中医学的には考えます。上記で挙げた聴力と「腎」の関係は明確に謳われていますし、排泄と「腎」の関係も深いとされます。また夜の徘徊に関しては「腎陰」の不足が疑われ、この対処も中医学では明快に示されています。
また、違った視点から見れば、認知症を脳血流の問題と捉えて「お血(血行不良)」対策のお薬を考えることもあるでしょう。

さらに食事にも気を配ってみましょう。可能であれば魚などの海産物を与えます。科学的にも不飽和脂肪酸が認知症に有効であるとの研究結果が出ていますが、ペットフードだけではなく、手作りの食事を与えることが出来れば良いですね。

もちろん老化現象は自然の流れでもあり、改善が難しいこともあります。しかし、飼い主もペットも苦しい状況に対して何かしらの工夫をしてみてもいいのではないでしょうか。そのためには症状に応じて「腎」に作用する漢方薬を使用していくと良いと思います。

 

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